この記事では、上から落ちてくるアイテムをキャッチする
カゴキャッチゲームを例に、JavaScriptでゲームを作る基本の仕組みや
応用できる考え方を 初心者向けにわかりやすく解説します。
このゲームは遊ぶだけでも楽しいですが、
「どういう処理で動いているのか?」という視点で読むと
ゲーム制作の基礎が身につく教材になります。
実際に遊べるゲーム
下の画像をクリックすると、ゲームがプレイ出来ます!

このゲームは、上から落ちてくるオブジェクトを
左右に動くカゴでキャッチするシンプルなゲームです。
黄色いアイテムを取ると ボーナスタイム が出現したり、
通常アイテムより高得点になる仕組みがあります。
なぜこのゲームが学習に向いているのか?
カゴキャッチゲームは、次のような JavaScriptゲーム制作の基本構造を学べます:
- プレイヤー操作の入力
- オブジェクトの移動(落下処理)
- 当たり判定(アイテムとカゴの接触判定)
- スコアやボーナスタイムの処理
- 描画の更新(再描画ループ)
こうした構造は、多くのブラウザゲームで繰り返し登場します。
JavaScriptはWebブラウザ上で動く言語なので、
こうしたインタラクティブ表現が得意です。
ゲーム全体の仕組み
以下では、カゴキャッチゲームの 主要処理を初心者でも分かるように
丁寧に解説していきます。
① プレイヤー操作(カゴの移動)
プレイヤーは左右の 矢印キーやボタン操作 でカゴを動かします。
JavaScriptではイベントリスナーでキー入力を受け取る仕組みを使います:
document.addEventListener('keydown', e => {
if (e.key === 'ArrowLeft') basket.x -= speed;
if (e.key === 'ArrowRight') basket.x += speed;
});
このように、
「何のキーが押されたか」を捉えてカゴの座標を更新しています。
② 落下オブジェクトの生成と移動
上から落ちてくるオブジェクトは配列で管理します:
let items = [];
function createItem() {
items.push({ x: Math.random()*canvasWidth, y: 0 });
}
function updateItems() {
items.forEach(item => item.y += fallSpeed);
}
createItem() でランダムな位置にオブジェクトを追加し、updateItems() で毎フレーム少しずつ落下させます。
これは 動きのあるゲームに共通する基本処理です。
③ 当たり判定(キャッチ成功の確認)
オブジェクトがカゴに触れたかどうかを判定するには
いわゆる “衝突判定” を使います:
function isCollision(obj, basket) {
return obj.x < basket.x + basket.width &&
obj.x + obj.width > basket.x &&
obj.y < basket.y + basket.height &&
obj.y + obj.height > basket.y;
}
このような 矩形同士の判定 は、2Dゲームで最も基本的な当たり判定方法です。
④ スコアとボーナスタイム処理
アイテムをキャッチしたときの処理は、
スコアを加算したり、一定条件でボーナスタイムを発生させたりします:
if (isCollision(item, basket)) {
score += item.isBonus ? 10 : 1;
// ボーナス処理
}
ゲームの面白さを出すために
通常アイテムとボーナスアイテムを区別する仕組みが役に立ちます。
初心者がつまずきやすいポイントと改善方法
❗ カゴが思うように動かない
カゴの移動がぎこちない場合は
数値の更新タイミングやキー判定の処理順を見直しましょう。
キーを押すごとに一回だけ動く仕様なら keydown、
押しっぱなしで移動させたい場合は
ループ内でフラグ管理をする方法が有効です。
❗ アイテムが重なってしまう
アイテムの生成タイミングや速度調整がうまくできていないと、
オブジェクトが重なって見づらくなることがあります。
生成間隔やランダム範囲を工夫して、
視認性の良い落下パターンを作るのがコツです。
発展アイデアでスキルアップ
カゴキャッチゲームを より学習価値の高いコンテンツにするために、
次のような機能を追加してみましょう:
✔ 画面タッチで動くスマホ対応
✔ 落下速度を段階的に上げる難易度機構
✔ スコア表示アニメーション
✔ BGM・効果音の追加
✔ レベル制によるゲーム進行管理
こうした追加は、UI制御や状態管理の理解を深めるのに有効です。
UI・体験を良くする工夫
ゲームの楽しさは単に動くだけではなく、
視覚や操作感の工夫によって大きく変わります。
- カゴが滑らかに動くアニメーション
- アイテム取得時のエフェクト
- スコアの数字アニメーション
- 難易度やコンボボーナスの表示
こうした視覚効果および操作面の工夫は、
ユーザーの体験価値を高める重要な要素です。
まとめ:カゴキャッチゲームで学ぶ基本と発展
カゴキャッチゲームは、
プレイヤー操作・オブジェクト生成・当たり判定・状態管理
といったゲーム制作の基礎を幅広く学べる題材です。
今回解説した仕組みを押さえることで、
他のジャンルのゲーム制作へも応用できます。
ぜひ発展アイデアにも挑戦しながら、
あなたのオリジナルゲーム制作スキルを高めてください!


