はじめに:ゲーム制作は難しくない
「ゲームを作ってみたいけど、プログラミングができないから無理」 「どこから始めればいいかわからない」
そんな風に思っていませんか?
実は、ゲーム制作は思っているよりもずっと簡単です。プログラミングの知識がゼロでも、今は誰でもゲームが作れる時代になりました。
私も最初は全くの初心者でした。プログラミングなんて触ったこともありませんでした。でも、正しいステップを踏むことで、今では自分のゲームを公開できるようになりました。
この記事では、初心者がゲームを作るための5つのステップを、わかりやすく解説します。この通りに進めれば、あなたも1ヶ月以内に最初のゲームを完成させることができます。
ステップ1:作りたいゲームのジャンルを決める
まず最初に、どんなジャンルのゲームを作りたいか決めましょう。
初心者におすすめのジャンル
1. ノベルゲーム(ビジュアルノベル) テキストと選択肢で進むゲームです。プログラミング不要で、ストーリーを書くことに集中できます。
2. 脱出ゲーム 部屋や場所から脱出するパズルゲームです。ポイント&クリック形式なら比較的簡単に作れます。
3. シンプルなパズルゲーム ブロック崩しや落ち物パズルなど、ルールがシンプルなものは初心者向きです。
4. RPG(ロールプレイングゲーム) RPGツクールなどのツールを使えば、プログラミング不要で本格的なRPGが作れます。
避けた方がいいジャンル
初心者が最初に挑戦すると挫折しやすいジャンルもあります:
- 3Dアクションゲーム – 技術的に難易度が高い
- オンライン対戦ゲーム – サーバー知識が必要
- オープンワールドゲーム – 制作に膨大な時間がかかる
これらは、2作目、3作目で挑戦するのがおすすめです。
ポイント: 自分が「遊んで楽しかったゲーム」のジャンルを選ぶのが一番です。好きなジャンルなら、制作中も楽しく続けられます。
ステップ2:開発ツールを選ぶ
ジャンルが決まったら、次は開発ツールを選びます。
初心者向けツール3選
1. RPGツクール(RPG向け)
- プログラミング不要
- マウス操作だけでRPGが作れる
- 素材も最初から用意されている
- 有料(約8,000円)だが、セール時は安く買える
2. ティラノビルダー(ノベルゲーム向け)
- 完全無料
- プログラミング不要
- ビジュアルノベルや脱出ゲームが作れる
- Windows/Mac対応
3. Scratch(パズル・ミニゲーム向け)
- 完全無料
- ブラウザで動く
- ブロックを組み合わせるだけでゲームが作れる
- 子供向けだが、大人の初心者にもおすすめ
ツールの選び方
迷ったら、以下の基準で選んでください:
- 無料で始めたい → Scratch、ティラノビルダー
- RPGを作りたい → RPGツクール
- ノベルゲームを作りたい → ティラノビルダー
- とにかく簡単なもの → Scratch
ポイント: 最初から高機能なツールを選ぶ必要はありません。シンプルなツールで1本完成させる方が、確実に成長できます。
ステップ3:小さく始める(ミニゲームから)
初心者が最も陥りやすい失敗は、「最初から大作を作ろうとすること」です。
最初から大作を作らない理由
- 完成まで何ヶ月もかかる
- 途中で飽きる、挫折する
- 完成しないと達成感が得られない
- スキルが身につかない
まずは1週間で完成するゲームを作る
1週間で作れるゲーム例:
- プレイ時間5分の短編ノベルゲーム
- 3ステージのシンプルなパズルゲーム
- 1つの部屋からの脱出ゲーム
- 戦闘が3回だけの超短編RPG
小さなゲームを完成させることで:
- 達成感が得られる
- ツールの使い方が身につく
- 公開してフィードバックがもらえる
- 次の作品へのモチベーションになる
ポイント: 「小さく作って、何度も作る」これがゲーム制作上達の最短ルートです。
ステップ4:参考作品を真似る
「オリジナリティがないとダメだ」と思っていませんか?
実は、最初は真似ることが一番の勉強法です。
真似ることは悪いことじゃない
プロのゲームクリエイターも、最初は既存のゲームを真似て学んでいます。
真似ることで学べること:
- ゲームの構成やテンポ
- UI(ユーザーインターフェース)の配置
- ストーリーの組み立て方
- 演出のタイミング
例えば:
- 「テトリスみたいなパズルゲームを作る」
- 「ドラクエっぽいRPGを作る」
- 「逆転裁判風のアドベンチャーゲームを作る」
これらは全く問題ありません。
オリジナリティの出し方
真似た上で、少しだけ変えることでオリジナリティが生まれます:
変えられる要素:
- 世界観(ファンタジー→SF、現代→和風など)
- キャラクター(人間→動物、男性→女性など)
- ストーリー(ハッピーエンド→バッドエンドなど)
- ルールの一部(時間制限を追加、操作方法を変えるなど)
例:「テトリス」を真似るなら
- ブロックの代わりに寿司を使う「寿司テトリス」
- 重力が逆になる「逆さテトリス」
- 敵と対戦する「バトルテトリス」
このように、ベースは同じでも十分オリジナルになります。
ポイント: 完全なオリジナルを目指すより、「既存の良いゲーム+自分の好きな要素」の方が面白いゲームができます。
ステップ5:完成させて公開する
ゲームは完成させて、人に見てもらうことが最も重要です。
完成度60%でOK
多くの初心者が「もっと良くしてから公開しよう」と思い、永遠に完成しません。
でも、プロのゲームクリエイターは「まず出す、そして改善する」を繰り返しています。
最初のゲームに求められるのは:
- ゲームとして遊べる
- 最後までプレイできる(クリアできる)
- 致命的なバグがない
これだけです。グラフィックが粗くても、ストーリーが短くても、完成させることが100点です。
公開する場所
無料で公開できるプラットフォーム:
- ふりーむ!
- 日本最大級のフリーゲーム投稿サイト
- レビューやランキング機能あり
- PLiCy(プリシー)
- ブラウザゲーム専門
- 投稿が簡単
- itch.io
- 海外のゲーム投稿サイト
- 英語だが使いやすい
- 自分のブログ
- WordPressなどに直接埋め込む
- 自由度が高い
フィードバックの活かし方
公開したら、プレイしてくれた人からコメントがもらえます。
良いフィードバックの見分け方:
- 具体的な指摘(「ここが難しすぎる」「この演出が良かった」)
- 建設的な提案(「こうしたらもっと良くなる」)
気にしなくていいフィードバック:
- ただの悪口や暴言
- 「つまらない」だけで理由がないもの
- 自分の作りたいものと方向性が違う意見
ポイント: 最初の作品は練習です。フィードバックを次の作品に活かすことが大切です。
よくある挫折ポイントと対処法
ゲーム制作でよくある挫折ポイントと、その対処法を紹介します。
挫折ポイント1:「思ったより難しい」 → 対処法:もっとシンプルなゲームに変更する。最初は「クリックするだけ」「選択肢を選ぶだけ」のゲームでOK。
挫折ポイント2:「途中で飽きる」 → 対処法:制作期間を1週間に限定する。短期集中で作れば飽きる前に完成します。
挫折ポイント3:「グラフィックが作れない」 → 対処法:フリー素材を使う。最初からすべて自作する必要はありません。
挫折ポイント4:「完璧を目指してしまう」 → 対処法:「60%の完成度で公開する」と最初から決める。改善は公開後でもできます。
挫折ポイント5:「誰も遊んでくれない」 → 対処法:最初は当たり前です。10本作れば、少しずつ遊んでくれる人が増えます。
一番大事なこと: 挫折しそうになったら、「もっと規模を小さくする」これが答えです。
まとめ:まずは1本完成させよう
ゲーム制作で最も大切なのは、「1本完成させる経験」です。
この記事の5つのステップ:
- 作りたいジャンルを決める(初心者向けジャンルから)
- 開発ツールを選ぶ(無料・簡単なものでOK)
- 小さく始める(1週間で完成するサイズ)
- 参考作品を真似る(真似+少しの変更でオリジナルに)
- 完成させて公開する(60%の完成度で出す)
この順番で進めれば、1ヶ月以内に最初のゲームが完成します。
10本作れば、あなたはもう初心者ではありません。
最初の1本は誰でも下手です。でも、作り続けることで確実に上達します。
今日から、あなたもゲームクリエイターの第一歩を踏み出してみませんか?
次のステップ: 今すぐ開発ツールをダウンロードして、1週間で完成する小さなゲームを作り始めましょう。あなたの最初のゲームを、楽しみに待っています。


