はじめに:キャラクター作りの悩み
ゲームを作るとき、「魅力的なキャラクターが思いつかない」「イラストが描けない」「設定を考えるのに時間がかかる」という悩みはありませんか?
私もゲーム制作を始めた頃は、キャラクター作りに何日も悩んでいました。絵が描けないので見た目を表現できないし、性格や背景を考えるのも大変でした。
でも、AIを使うようになってから、この悩みが一気に解決しました。今では、1時間もあればビジュアルも設定も揃った魅力的なキャラクターが完成します。
この記事では、AIを使ってゲームキャラクターを作る方法を、具体的なツールと手順とともに紹介します。
AIがキャラクター作りに役立つ理由
なぜAIがキャラクター作りに最適なのでしょうか?
1. 絵が描けなくてもビジュアルが作れる AIイラスト生成ツールを使えば、テキストで指示するだけでキャラクターの見た目が完成します。
2. 設定を深く掘り下げられる ChatGPTに質問することで、性格や背景、セリフまで細かく作り込めます。
3. 短時間で大量のパターンが試せる 「もっと別のデザイン」「違う性格」と何度も試せるので、理想のキャラクターに近づけます。
4. 一貫性を保てる 設定を記録しておけば、矛盾のないキャラクター像を維持できます。
5. アイデアの壁を突破できる 「こんな感じのキャラクターが欲しい」と漠然としたイメージでも、AIが具体化してくれます。
キャラクター作成の2つのアプローチ
キャラクター作りには、2つの要素があります。
1. ビジュアル(見た目)
- 顔、髪型、服装
- 体型、表情
- 色使い、雰囲気
2. 設定(性格・背景)
- 性格、口調、口癖
- 過去の出来事、トラウマ
- 目標、夢、価値観
- 他のキャラクターとの関係
この2つをAIで作り、組み合わせることで、魅力的なキャラクターが完成します。
AIイラスト生成ツールでビジュアルを作る
まず、キャラクターの見た目を作りましょう。
おすすめツール3選
1. Stable Diffusion(無料・上級者向け)
- 完全無料で使える
- カスタマイズ性が高い
- PC環境の準備が必要
2. Leonardo.ai(無料・初心者向け)
- ブラウザで使える
- 無料プランでも十分使える
- 日本語対応
3. SeaArt(無料・初心者向け)
- ブラウザで使える
- アニメ調のキャラクターに強い
- 無料で毎日200枚生成可能
初心者にはLeonardo.aiかSeaArtがおすすめです。
プロンプトの書き方
AIイラスト生成では、「プロンプト(指示文)」が重要です。
基本的なプロンプト構成:
[キャラクターの特徴], [髪型・髪色], [服装], [表情], [背景], [画風]
具体例1:ファンタジーRPGの主人公
young female warrior, long silver hair, blue eyes, fantasy armor, confident smile, standing pose, anime style, high quality
(若い女性戦士、長い銀髪、青い目、ファンタジーアーマー、自信に満ちた笑顔、立ちポーズ、アニメ調、高品質)
具体例2:現代学園物の主人公
high school boy, short black hair, glasses, school uniform, shy expression, holding book, anime style, soft lighting
(高校生男子、短い黒髪、メガネ、学生服、恥ずかしそうな表情、本を持つ、アニメ調、柔らかい照明)
具体例3:ホラーゲームの敵キャラ
creepy girl, long black hair covering face, white dress, pale skin, dark atmosphere, horror style, detailed
(不気味な少女、顔を覆う長い黒髪、白いドレス、青白い肌、暗い雰囲気、ホラー調、詳細)
プロンプトのコツ
1. 英語で書く 日本語対応ツールもありますが、英語の方が精度が高いです。
2. 具体的に書く 「美しい女性」より「長い金髪、緑の目、エルフ耳」の方が良い結果になります。
3. ネガティブプロンプトを使う 「こういう要素は入れないで」という指定も重要です。 例:「blurry, low quality, extra fingers」(ぼやけ、低品質、余分な指)
4. 何度も生成する 1回で完璧な結果は出ません。10〜20回生成して、良いものを選びましょう。
実例:プロンプトと生成のイメージ
例:魔法使いの少女を作りたい場合
プロンプト:
young witch girl, purple hair in twin tails, big purple eyes, witch hat, magical robe, holding magic wand, cute smile, anime style, colorful, high quality
結果(イメージ): 紫のツインテールで大きな紫の目、魔女帽をかぶり、ローブを着て魔法の杖を持った可愛い魔法使いの少女
気に入らない場合:
- 「もっと幼く」→「young」を「child」に変更
- 「もっと大人っぽく」→「young」を「teenage」に変更
- 「笑顔じゃなくてクールに」→「cute smile」を「serious expression」に変更
このように、プロンプトを微調整しながら理想のビジュアルを作ります。
ChatGPTで設定を作る
ビジュアルができたら、次は性格や背景などの設定を作りましょう。
性格・背景の作り方
プロンプト例:
「紫髪のツインテールで魔法使いの少女のキャラクター設定を作ってください。以下を含めてください:
・名前
・年齢
・性格(3つ)
・得意な魔法と苦手な魔法
・過去の出来事
・現在の目標」
ChatGPTの回答例(イメージ):
- 名前:リリア
- 年齢:14歳
- 性格:明るい、おっちょこちょい、負けず嫌い
- 得意:雷魔法、苦手:回復魔法
- 過去:村を魔物に襲われ、魔法使いに憧れた
- 目標:最強の魔法使いになること
セリフや口癖の決め方
キャラクターらしさは、話し方で表現できます。
プロンプト例:
「このキャラクター(リリア)が言いそうなセリフを5つ考えてください。明るくて負けず嫌いな性格が伝わるセリフにしてください」
ChatGPTの回答例:
- 「絶対に負けないんだから!」
- 「えへへ、失敗しちゃった…でも次は成功するもん!」
- 「あなたより先に強くなってみせるからね!」
- 「魔法使いは諦めないの!」
- 「見てて!今度こそ完璧にやってみせるから!」
このセリフから、口癖や話し方のパターンが見えてきます。
キャラクター同士の関係性
複数のキャラクターがいる場合、関係性も重要です。
プロンプト例:
「リリアと対照的な、クールで大人びた魔法使いのライバルキャラを作ってください。二人の関係性も説明してください」
ChatGPTの回答例(イメージ):
- 名前:セレナ、16歳、黒髪ロング
- 性格:冷静、完璧主義、孤独
- リリアとは魔法学校のライバル
- 最初は対立するが、徐々にお互いを認め合う
こうして、キャラクター間のドラマが生まれます。
ビジュアルと設定を組み合わせる
ビジュアルと設定ができたら、この2つを統合してキャラクターを完成させます。
統合のポイント
1. 見た目と性格が一致しているか確認
- 明るい性格なのに暗い服装 → 違和感がある
- クールな性格なのにポップな色使い → ミスマッチ
もし違和感があれば、どちらかを調整しましょう。
例: リリア(明るい性格)の場合:
- ビジュアル:紫という色は少し暗め
- 調整案:「もっと明るいピンクや黄色を追加したデザインにする」または「性格に『実は寂しがり屋』という裏の面を追加する」
2. 設定とビジュアルで補完し合う 見た目だけではわからない情報を、設定で補いましょう。
例:
- 服に傷がある → 過去に戦闘経験がある
- 魔法の杖が古い → 大切な人から受け継いだもの
- 左手に包帯 → 魔法の練習で怪我をした
3. キャラクターシートを作る ビジュアルと設定を1枚にまとめた「キャラクターシート」を作ると便利です。
キャラクターシートの内容:
【ビジュアル】
(AIで生成した画像を貼る)
【基本情報】
名前:リリア
年齢:14歳
職業:見習い魔法使い
【性格】
明るい、おっちょこちょい、負けず嫌い
【背景】
村を魔物に襲われた過去があり、魔法使いに憧れる
【セリフ例】
「絶対に負けないんだから!」
「えへへ、失敗しちゃった…」
【特技】
雷魔法(得意)
【弱点】
回復魔法(苦手)、慌てると失敗する
このシートを見れば、いつでもキャラクターの一貫性を保てます。
実例:実際にキャラクターを作ってみた
私が実際にAIを使ってキャラクターを作った過程を紹介します。
作りたいゲーム: 短編ホラーゲーム「忘れられた学校」
キャラクター: 主人公の女子高生
ステップ1:大まかなイメージを決める
「普通の女子高生だけど、実は過去に秘密がある」というコンセプト。
ステップ2:ChatGPTで設定を作る
質問: 「ホラーゲームの主人公、女子高生のキャラクター設定を考えてください。見た目は普通だけど、過去に何か秘密を抱えているキャラクターです」
ChatGPTの回答(要約):
- 名前:美月(みつき)
- 年齢:17歳
- 性格:内向的、観察力が鋭い、他人と距離を置く
- 秘密:1年前に親友が失踪した事件に関わっている
- 見た目:地味なセーラー服、黒髪ロング、表情が乏しい
ステップ3:ビジュアルを生成
プロンプト:
high school girl, long black hair, emotionless face, school uniform, standing alone, dark atmosphere, anime style, detailed
何度か生成して、イメージに近いものを選択。
ステップ4:細かい設定を追加
追加の質問: 「この美月が言いそうなセリフを5つ考えてください。内向的で他人と距離を置く性格が出るようにしてください」
ChatGPTの回答:
- 「…別に、何でもない」
- 「一人でいる方が楽だから」
- 「あの時、私が…」(言葉を濁す)
- 「関わらない方がいい」
- 「…ごめん」
ステップ5:完成
ビジュアルと設定を組み合わせて、キャラクターシートを作成。このキャラクターを使って、実際にゲームを制作しました。
結果: プレイヤーからは「主人公に感情移入できた」「最後の真相が明かされるシーンで泣いた」というコメントをもらえました。
所要時間:
- 設定作成:20分
- ビジュアル生成:30分(試行錯誤含む)
- キャラクターシート作成:10分
- 合計:約1時間
ポイント: AIを使えば、1時間でゲームに使えるクオリティのキャラクターが完成します。
まとめ:AIで魅力的なキャラクターを生み出そう
AIを使えば、絵が描けなくても、設定を考えるのが苦手でも、魅力的なキャラクターが作れます。
この記事のポイント:
- キャラクター作りは「ビジュアル」と「設定」の2つ
- AIイラスト生成ツール(Leonardo.ai、SeaArtなど)でビジュアルを作る
- ChatGPTで性格、背景、セリフを作る
- ビジュアルと設定を統合してキャラクターシートにまとめる
- 何度も試行錯誤することで、理想のキャラクターに近づく
大切なこと: AIはあくまで「道具」です。最終的にキャラクターを選び、磨き上げるのはあなた自身です。AIが提案した中から「これだ!」と思えるものを見つけ、あなたの感性で調整することで、オリジナルのキャラクターが生まれます。
次のステップ: 今すぐAIツールを開いて、あなたのゲームに登場するキャラクターを作ってみましょう。
- ChatGPTで「こんなキャラクターの設定を考えて」と質問
- 気に入った設定をもとに、AIイラスト生成ツールでビジュアルを作成
- キャラクターシートにまとめる
1時間後には、あなただけのオリジナルキャラクターが完成しているはずです。
ゲーム制作で最もワクワクするのは、「このキャラクターを動かしたい!」と思える存在を生み出す瞬間です。AIという最高のパートナーと一緒に、魅力的なキャラクターを作ってください。


